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タヒチアンウクレレの再生


・タヒチアンウクレレとの出会い

タヒチアンウクレレのサウンドホール
タヒチアンウクレレのボディ裏側

 2019年の秋ごろ、家の近所の古道具屋で、タヒチアンウクレレに出会いました。ヤフオク、メルカリ、楽器屋さんでもなかなか目にかかることない、珍しいウクレレです。通常は、サウンドフォール(音の出る穴)は表面にありますが、タヒチアンウクレレは裏側にあります。また、弦の振動をボディに共鳴させるところは、三味線や三線に似ています。通常は8本の弦がついていますが、私が出会ったのは4本のものでした。そのためか、価格は8千円!手が届く範囲だ!しかし、どんな弾き心地か知りたかったので、試し弾きをさせてもらいました。タヒチアンウクレレを弾いたことがなかったので、スマホでチューニングの仕方から検索です。ウクレレと同じ音並びで、GCEA(ソドミラ)との事。ちょうど、ウクレレのチューナーを持ってましたので、チューニングから始めたその時に!バチーン!弦が切れた(汗)店長のガビーン、私この楽器のことよくわからないのに、余計なことしないで下さいよと、表情から読み取れました(笑) 即購入させて頂きました。まずは、弦からの調査です。タヒチアンウクレレは、専用の弦が販売されていますが、魚釣りの糸を弦代わりにすることも可能とのこと。釣り糸のウクレレ。なんか興味を惹かれ、釣り糸ウクレレにすることにしました。釣り糸の太さどれくらいいいのか、検索してみると、どうやら直径0.4mm-0.5mmがいいみたい。職場の近くの釣り具ショップで、糸を購入です(ナイロン 直径 0.405mm)。次は、右利きから左利きへの調整です。ナットの溝を若干削りました。右利きギターから左利き用に調整するときに、よくナットの溝を削り弦高をいい感じにできました。ウクレレでもいけるかかなぁと思ったのですが、このタヒチアンウクレレは、そこまで甘くなかった。弦高がめっちゃ高いんです。おそらく右利き用に弦をはるといい感じになってるのは分かるんです。しかし、左利き用にすると、弦が押さえずらい。いいウクレレは、弦が押さえやすく鳴りやすい。悪いのはその反対です。ああ、せっかく珍しいタヒチアンウクレレを手にしたのに、弾きづらく、あまり触らなくなりました。

タヒチアンウクレレの弦としての釣り糸
左がナイロンの釣り糸、右がフロロカーボンの釣り糸

・タヒチアンウクレレの再生へのヒント1 

 タヒチアンウクレレが徐々に私の記憶から消えていきそうなときに、安いウクレレを再生させるという動画に出会いました。ドライヤーを当てて、ナットとウクレレの間の接着剤を溶かし、ナットを外し、その底面を削っていく。弦高が高かったウクレレが弾きやすくなりましたーとのこと。ドライヤー当てて、ナットが外れるというのに驚く同時に、タヒチアンウクレレにドライヤー当てようと閃きました。ナットを外し、上下を逆にすれば右利き用のボジショニングのまま、左利き用として使えるのではと。20分ぐらいドライヤーをウクレレに当てると、本当にナットが取れました!しかし、ナットの底には段ボール紙がくっついてました。弦高の高さを段ボール紙でしているのか、、、何かちゃっちいなぁと、タヒチアンウクレレへの愛が薄れてしまいました。

・タヒチアンウクレレの再生へのヒント2

 段ボール紙つきナットをしょぼく感じてしまい、外したナットもそのままで、タヒチアンウクレレを触らない日が続きました。その一方で、弦が外れたままのタヒチアンウクレレを見ると、なぜか申し訳ないなぁという気持ちが起こりました。せっかくタヒチアンウクレレがいるのに、かまってあげてない。タヒチアンウクレレが可哀想や。いっぱい触って言っているような気がしていました。そんなとき、私の最も愛するウクレレ キワヤ商会の FAMOUS  FS-5Gのネックに、尺八(竹の笛)を当ててしまい修理にださなければならなくなりました。キワヤ商会で、保証期間中でしたので、無料で修理をしてもらいました。ブリッジを1mmほど高くしてくれたとのことです。うん、待てよ。1mm高くするということは、段ボール紙はないにしろ、薄紙をブリッジに入れて調整しているかもしれない。もし、そうなら、ナットの底に段ボール紙をつけて弦高を調整するのは、ありなのかもしれないと思えたのです。キワヤ商会から自宅に戻るやいなや、タヒチアンウクレレにもう一度向き合いました。ナットの底にくっついている段ボール紙を、弦高を低くしたいところを中心に、数ミリめくりウクレレにつけました。すると、弦がめちゃおさえやすくなっているんです!タヒチアンウクレレが私の手もとに戻ってきました!下記の画像では若干隙間があるように見えますが(仕上がり雑(笑))、段ボールがいい具合でクッションになり、ナットを固定しています。

・タヒチアンウクレレとの日常

 弦高を調整でき、弦(釣り糸)を張り替えようとした際に、3回から4回、弦を切ってしまいました。通常のウクレレは4本の弦は太さが違い、その太さが、音の高低に影響を与えているように思われます。しかし、私のタヒチアンウクレレの弦は、こちらのサイトの記事を参考にして、1種類の弦を張っています。そのため、弦の張りの強度で音の高低を作ります。久ぶりの弦の交換で、その強度のあんばいがつかめず、何度も弦を切ってしまいました。弦高も低くなり、弦を押さえても痛くなくなりましたので、弦(釣り糸)も少し太めのものにトライすることにしました。(フロロカーボン 直径0.467mm) この弦を張るときにも、2回切ってしまいましたので、通常のチューニングGCEA(ソドミラ)から1音下げの、FB♭DG(ファ シフラット レソ)のチューニングすると、いい感じで鳴り始めました。冒頭の賑やか奏法もいいのですが、タヒチアンウクレレでゆっくりとしたハワイアンを奏でると、まるでオルゴールを奏でているように聞こえます。また、サウンドホールが胴側にあるので、ぴったと胴にくっつけると軽いミュート(消音)効果も表れます。夜が遅くても、小さな音でこのタヒチアンウクレレを弾きますので、ご近所様への迷惑にもならず安心です。もし、タヒチアンウクレレに出会う機会がございましたら、手に取りポロンと弾いてみてください。心がポロンと軽くなるかもです。